こんにちわ、今回はUTMF2023に参加される選手のみなさんとサポーターの方にむけて3月21日と4月10日、ユーチューブにて行われたブリーフィングLIVEで説明があった必携装備やその他注意点をまとめた記事を紹介したいと思います。今回は3月21日の装備品ライブのまとめをお届けします
UTMFは出走者が4000人もいる国内最大級のトレイルランニング大会です
レースの競技規則に沿って完走を目指しましょう!
エントリーリストについて
・公式ホームページで公開されています。リストから自分のビブナンバーを探しておきましょう
UTMF公式ホームページ:エントリーリスト
・FUJIに出走される方はウェーブの順番も記載されているため確認をしましょう
手荷物預け申し込みについて(3月21日時点情報)
・3月20日(月)~3月28日(火)の1週間で申し込み受付(現在は受付終了しています)
・料金はFUJIの選手は1,000円、KAIの選手は500円(税込み料金)
・手荷物を入れる袋の容量は90L入る(小さめのトランクなら入る大きさ)
・袋に入れた後に、自身のビブナンバーシールを貼って預けます
福田六花さんが鏑木さんに荷物入れの90Lの袋をかぶせていて吹き出してしまいました(笑)
・2023年から申し込みがないと手荷物を預けることができません
・2023年から有料になった
・預ける場所は、FUJIはスタート会場の「富士山こどもの国(4月21日12:00~14:15)」 もしくはフィニッシュ会場の「富士急コニファーフォレスト(22日9:00~10:00)」の どちらかに預けることができます。
KAIはスタート、フィニッシュ会場の「富士急コニファー フォレスト」に預けることができます
・FUJIの選手で「富士急コニファーフォレスト」に預ける場合、スタートまで着用している上着はスタート地点でドロップバックに入れましょう
大会駐車場の最終販売について(3月21日時点情報)
今年は運営側が想定していた以上の申し込みがあったようです。坊も予約が取れずに焦りました
・3月23日(木)12:00~、定員260台をFUJIおよびKAIの選手のみ最終販売を開始(現在は受付終了しています)申し込みは運営から配信されているメールのURLから行えます
・追加の260台分については富士急ハイランド様の厚意にて特設駐車場として準備ができた
・追加分260台の特設駐車場については「コニファーフォレストすぐ近く」であり、会場の中ではなくすぐ横の位置にあります。
・追加販売は会場のすぐ近くとなったため、事前に申し込んでいた方とバランスをとるため、料金はFUJI→2,500円、KAI→1,500円と少し高い設定となっている
・FUJIは4月20日~23日の4日間、KAIは4月21日~23日の3日間は出し入れが自由
・最終販売でも駐車場が取れなかった人は、富士急の駐車場(1日2,000円)で利用することができます。(例:FUJI出走の場合4日になるため、2,000円×4日=8,000円)
装備の注意事項
公式ホームページ各種ダウンロードページ:「誓約書・必需品チェックシート」からダウンロード、印刷しましょう
装備の重量について
装備の総量はスタートのとき、そしていずれのエイドステーションを出るときにも2㎏を超えていなければなりません。さらにコース上すべての場所において1㎏以下になってはいけません。福田六花先生も「ゴール前だから水を捨てたりしないでくださいね」と注意喚起されていました
ウェアの選び方について
必携品ウェアの保湿性、防水性などのレベルは、選手自身の責任で決定してください。選手自身が選択し届け出たウェアを主催者はその選手の必携ウェアと判断します。(コース上で動けなくなった場合救助寒風や氷雨の中で6時間コース上で待機しなければならないことも想定して、装備を選んでください)
参考までに2023年4月6日(土)に武蔵五日市~日の出~御岳~大岳のナイトランをしましたが、真夜中の山の中は0度を下回る体感気温でした。朝に下山すると車のフロントも凍っていましたので相当冷え込んでいましたが、山の中では補給のために止まるとすぐに体が冷えて止まっていられないくらいの体感でした。当日の武蔵五日市市の最低気温は5℃くらいの予報だったと思います。
装備品の事前確認について
装備品については使い方を身につけておきましょう。
例)ライトのバッテリー交換を夜の暗い中でも交換できるようにしておく。エマージェンシーシートはかぶるのではなく直に体に巻き付けるなど
鏑木さんも装備品については直前ではなく、3週間前には揃えザックに詰めて背負うことを推奨していました
必携品の所持について
必携品はレース中所持していないと失格対象となります(レース中、レース終了後に抜打ちで装備品チェックを実施することがあります。どんな理由があっても失格対象となりえます。
前年、装備品を落として失格になった方もいるみたいです。レース中の落とし物にも気を付けたいですね
仮眠所について
コロナ禍の感染対策からか仮眠所及び救護所等で防寒の為の毛布は提供はないそうです。それを踏まえた防寒対策をしてください(FUJIの選手のみ)KAIの選手は仮眠はありません。
補足事項
公式サイトにも載っていませんが、交通ルールを守りましょう。信号があるところ(後半の山梨側は5か所ほどある)は赤信号の際は待って青信号になってから渡る。誘導員がいるところは指示に従う(手前で道路横断をしない)悪質な場合は失格対象になりえると注意喚起されていました。「道路は公のもので警察の許可を得ていますので交通ルールは守ってください(福田六花先生)」
レギュレーション(規則)違反は失格対象になる可能性があります。せっかく完走したのに失格なんて悲しすぎるので準備と確認を入念に行いましょう。
今後も大会が続いてほしいのでルール違反には気を付けます!
必携品19項目について
必携装備品は19個あります。入れ忘れがないように必携品を見ながらチェックリストを確認しましょう!
①コースマップ:スマホにダウンロードだけは不可。理由はスマホの充電切れのリスクや電話をしながら地図を見ることができないため必ず紙に印刷してジップロックなどに入れて携帯しましょう。縮小しすぎて目視できないものは不可。通ってきたコースの地図を捨てずに最後まで持っていること
②エントリー時に番号を届け出ている携帯電話(スマホ):救護本部の番号はあらかじめ連絡先に入れておいてください。ナンバーカードにも番号は記載されていますが寒さでうまくかけられないことも想定してください。レース中は大会から緊急の連絡もあるため電源は切ったり、機内モードにしたりしないでください。また非通知設定も解除しておいてください
③携帯コップ(150㏄以上):エイドには紙コップはありません
④水:スタート、エイドステーションを出るときは1L以上持っていること
⑤食料:好みのものを持っていきましょう。ジェルは消化機能をあまり使わずにエネルギーに変わるのでおススメです。一般的に30分~1時間に1個の目安で摂るようですが、自分のペースに合わせた数量を持っていきましょう
坊はアミノサウルスの味が好きなのでよく持っていきます。ハチミツみたいでおいしいです
ジェルばかりだと飽きてきて後半気持ち悪くなり食べられなくなることもあるので、その他おにぎりやパン、ナッツやお菓子など気分転換で食べられるものも持参すると良いかもしれません。最近はエネもちがお気に入りです。個人的には固形なので噛んで食べると元気が出てくる気がします
鏑木さんは海外のレースの時にはおはぎを持って行っていたそうです
⑥ライト(2個)と予備のバッテリー:夜の山でライトが切れると身動きが取れなくなるので予備バッテリー、大容量のモバイルバッテリーを持参してください。気温が低いと電池の寿命は短くなるそうです。夜は足元が見えずらいため600ルーメン以上のライトを選ぶと良いと思います
⑦点滅ライト:ロード区間では車も通るので交通事故に合わないように点滅ライトを使用します。車から視認してもらうために必ず点滅ランプにしてください(点灯のランプはNG)また電池ではなく揺れることで光るライトも止まっている間に光らないため使用は不可となっています。反射板のみもダメなようです
⑧エマージェンシーシート(サバイバルシート):大きさは130㎝×200㎝以上のもの
⑨ホイッスル:最近ではザックのチャックの持ち手などがホイッスルになっているものもあり、ザックについているものでもOK
⑩テーピング用テープ:幅は3㎝以上×長さ80㎝以上のもの。骨折・捻挫や装備品の破損したさい役に立つこともあります。シューズのソールが剝がれてしまった、ザックのストラップが切れてしまったなどトラブルのさいにも使えます
⑪携帯用トイレ:使用した場合はエイドで捨てることができます。また新しいものもエイドでもらえるそうです
⑫レインウェア(上下):フードがついているもの(ポンチョはNG)で縫い目にシームテープがついているものを準備。ゴアテックスなどの防水・防湿性能が高いものを選びましょう
⑬保温のための長そでシャツ:綿のものはNG。薄くペラペラのものではなく空気の層を作れる起毛しているフリースやダウン、ウールのものを選びましょう。ノースフェイスのベントリックストレイルフーディは少し高めですが25gと軽く綿も入っているため暖かいのでおススメです
⑭足首まで覆うズボンorタイツor膝まであるタイツ+膝までのソックス:膝と足首が隠れる組み合わせならOK
⑮手袋と耳まで隠せる帽子:手袋は指まであるもの、できれば防水のもの。帽子は目出し帽やネックウォーマーでもOK。キャップだけはNG
⑯マスク(2枚):できれば不織布のマスク。スタートやエイドでの着用の義務はないが、人が多いところは着用を推奨する。(マスク着用についての公式の競技規則は変更を予定している)
⑰ファーストエイドキット:消毒液やカットバンなど。セットで売っているものでもOK
⑱保険証:コピーはNG。マイナンバーカードに保険証機能が付帯していればマイナンバーカードでもOK
⑲ナンバーカードとICタグ:ナンバーカードは前と後ろ用に2枚。1枚落としても大丈夫だが、前は着替える際に付け替えが楽なようにゼッケンベルトを推奨。後ろはザックに取り付けるのもOK。
以上19個が必携装備になります!
なるべく持ってもらいたい装備品
- トレイルランニング用シューズ(スリッピーな箇所も多いため推奨)
- コンパス
- 熊鈴(2018年大会では目撃情報あり、住宅地では鳴らさないように注意)
- 日焼け止め
- ワセリン(股ずれ防止用)
- 現金(自動販売機やコンビニで買い物や万が一のタクシー代など)
- アルコールスプレー
装備品を軽くしたい気持ちもありますが山の中で最長で2日間夜を過ごさなくてはいけない。必携品は最低限の装備なのでしっかりと準備しましょう
LIVEで出たQ&A
Q1.私的サポート(駐車場権付)を受けるランナーは駐車場権の申し込みは必要ないとの認識でよろしいでしょうか?
A1.駐車券がついていますので必要ありません
Q2.ビブナンバーはITRAポイント順でしょうか?
A2.それだけではありませんが、ITRAポイントを参考にさせていただいています。基本的には早い順になっています
Q3.受付に行くにも駐車券は必要ですか?
A3.公共交通機関で来られる方もいますので、駐車券は必要ありません
Q4.一般観客はゴール会場に入場可能ですか?その場合、駐車場はありますか?
A4.ゴール会場に入場は可能です。(来てほしい)駐車場は富士急ハイランドの駐車場が使えます。富士急ハイランドで遊んでいただくと割引があります。今は1,500円だが4月より駐車場料金が値上げを予定しているようです。一緒にゴールしていいかは今の段階ではYESとは言えません。今後のコロナの感染状況を見て判断していきます。走らない方も楽しめるようになっています
Q5.3月23日(木)12:00は午前0時でしょうか?昼の12時でしょうか?
A5.駐車場の申し込みの件ですが、昼の12時です。24時間法で表記しています
Q6.使い終わったライトの電池もゴールまで携帯したほうがいいのでしょうか。ザックのチェストベルトについている簡易型の笛で、必携品として認められますか。ヘッドライトの充電器(後頭部側についている)が赤く点灯する場合、点滅ライトの代わりになりますか
A6.ライトの電池は必携品に予備バッテリー、ライト2つとなっているので予備ライト、予備電池も持っていてください。ザックのチェストベルトについている簡易型の笛でOKです。電子ホイッスルもOKです。ヘッドライトの後ろに赤く点滅するライトがついているものは認めます
Q7.点滅ライトは赤のみですか?点滅ではなく点灯でも良いですか?
A7.目的は自動車に遠くから視認してもらうためなので、転倒だと運転士はまぶしいので点滅でお願いします。見えるものなら赤でなくてもよい
Q8.詳細地図を早くアップしてください!印刷して用意したいです
A8.4月上旬にアップできるようにすすめています。もうしばらくお待ちください。(4月14日現在公式ホームページにアップされている。公式ホームコースマップ
Q9.携帯電話の圏外エリアはコース上にありますでしょうか。通話会社によって異なるとおもいますが。
A9.結果から言うとあります。機種や天候にもよるがつながりずらいのは天子山地の尾根です。全く通じないエリアが数十キロ続くようなことはありません。
Q10.指定のウェーブより後ろのウェーブからスタートすることは可能でしょうか?また、その場合、タイムはどの地点がスタートとして計測されますか?指定のウェーブの時間でしょうか、スタートゲートを通過した時間でしょうか。故障のため、後ろの集団からゆっくり走りたいと考えています。
Q10.指定ウェーブより後ろのウェーブからスタートすることはできません。ウェーブは大会運営本部が決めています。お気持ちはわかりますが出走順を変えることを認めてしまうと自由にウェーブを移動できてしまうのでご協力ください
Q11.あとのウェーブほど制限時間が短くなるのはなぜでしょう
A11.一番後のウェーブに制限時間を合わせています
Q12.手荷物申請していなくても、ドロップバッグは預けられますでしょうか?
A12.当然預けられます。ドロップバックについてはコニファーフォレストに預けることもできます
Q13.保温の上着は軽量ウインドシェルでもいいですか?
A13.ウインドシェルは風よけのみで保温機能はないのでダメです
Q14.飲料は水である必要はありますか?
A14.水でなくてもよいです。水分であればスポーツドリンクなどお好みのものでよいです。アンチドーピングでお願いします
Q15.コースマップですが、富士急の前後で前半分と後半に分けて装備してはだめですか?
A15.ドロップバッグに入れることを想定しているかと思いますが、必携品なので全部持っていてください。後半になって前半部分を捨てるなどはやめてください
Q16.ライトの予備充電池ですがモバイルバッテリーをもっていれば良いですか?
A16.OKです。容量は十分足りるものでお願いします
Q17.ライト2個はヘッドライトと腰ライトの2個でいいのでしょうか。保温の手袋は指先なし品でもいいでしょうか。耳まで隠す帽子はネックカバー・バフでもいいでしょうか?
A17.ライトはヘッドライトと腰ライトでもいいです。ハンドライトでもOKです。手袋は指先がないものはだめです。帽子はネックカバー・バフでもOKです
Q18.必携品のテーピングなどの使ってしまってなくなる、もしくは減るものについて質問です。例えばレース中大けがをした人がいたとして、その人の救助のために自らの必携品を使った場合、途中での必携品チェックで携帯していないとして失格になるような悲しい美談が
A18.助けていただくのはとても良いのですが、そこまでやっていただくのであればぜひ多めに持っていってください。厳しい話で申し訳ないがリスクマネジメントとして人にあげてしまって自らのリスクをあげないようにお願いします
Q19.保温のためのロングタイツに関してですが、起毛していなければならないなどありますか?
A19.起毛していなくても大丈夫です。それにレインパンツも持っているので2層になるのでOKです
Q20.トレラン仲間が10人くらいエントリーしましたが半数の方がサポートエントリーできませんでした!!追加募集してくれないと困ります・・・
A20.申し訳ありませんが大会の収容人数の関係で追加募集はありません。1人で3人までカバーできるので大変申し訳ありませんが物理的にこれ以上はできません。今後は来年に向けて真摯に受け止めていきます。エイドに食料も用意していますしドロップバッグを最大限に活用していただければと思います
Q21.点滅ライトの電池が途中で切れた場合、失格となりますか?
A21.機能しなくなるので失格になります
Q22.ウェーブスタートはウェーブ内では先着順ですか?
A22.先着順になります
Q23.ドロップバックを預けるのはスタートのこどもの国でわたせるのですか?
A23.子供の国でもコニファーフォレストでも預けられます
Q24.スタート会場でスタート前に水を補給することは可能ですか?
A24.スタート会場に水を汲む場所はありますが、3000人以上が出走するので事前に準備をお願いします
Q25.保温用のタイツはサポートタイプのタイツでも大丈夫ですか?
A25.大前提で保温がどれくらい必要なのかは自分で判断してください。膝や足首を最低限おおっていれば良いです。
Q26.スタート会場にペットボトルやごみを捨てることはできますか?
A26.ごみ捨て場あります。なるべくごみを出さないようご協力お願いします
Q27.前日受付の駐車場はどこでしょうか?
A27.FUJIの場合も富士山パーキング、北麓駐車場、富士急駐車場になります。自身が購入した駐車場に停めてください。北麓駐車場からはバスが出ます
Q28.エイドステーションで軽食等は供給されますか?それとも水分補給のみでしょうか?
A28.軽食の準備や場所によってご当地グルメも用意しています。ご当地食は何が出るか発表があります(4月14日時点では発表済み)
Q29.富士北麓駐車場への深夜帯のゴール後の送迎はどのように対応いただけますか?
A29.今のところ、受付からスタッフの運転で送り届ける予定です。何らかの形で送り届けます
Q30.フィンガーレスの手袋はNGとのことですが、フィンガーレスに指先を覆うミトンが付いたものは認められますか?
A30.指先がついていればフィンガーレス出ないので認められます
Q31.各エイドにお湯はありますか?
A31.お湯はあります
Q32.エイドの補給職のリストは発表されますか?
A32.発表されます(4月14日現在は発表済み)
サポートバッグについて
FUJIサポートバッグ設置予定店舗は以下の通りになります
- TNFショップ6店舗
- さかいやスポーツ(東京都神保町)
- Run boys!Run girls!(東京都東神田)
- ELK(山梨県甲府市)
- ATCストア(静岡県富士宮市)
実際には入れて試すことができますので、気になる方は実際に店舗に足をはこんでみるのも良いかもしれません
ビッグサプライズ
今年も鏑木毅さんがレースに出走されるそうです!!福田六花先生からの無茶ぶりと話していました(笑)
長い記事になってしまいましたが、最後までおよみいただいてありがとうございました
FUJI・KAIに参加される選手、サポーターの方、大会運営やボランティアの方みんなで楽しめる大火になりそうですね
著者も初めてKAIに出走する予定です。みんなで楽しんで盛り上げましょう!
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