こんにちわ坊です!
「介護福祉士」
「介護支援専門員」
「認知症実践者リーダー研修修了者」
介護業界で20年以上働いてきた目線から
高齢者(要介護者)が靴を選ぶときのポイントを説明します。
結論
①自分の足にあった靴を選ぶ
②機能性がよい靴を選ぶ
③見た目がときめく靴を選ぶ
それではひとつずつせつめいしていきましょう
自分の足にあったものを選ぶ
そんなのあたりまえだよ~
そんな声が聞こえてきそうですが
意外と自分の足のことを知らない方が多いかと思います。
足は左右でもサイズの違いがあったり
むくみがでており以前と同じサイズではきつくなっているケースがあります。
・足のサイズを測る。
・履いてみて、かかとを合わせたときにつま先に1㎝程度の余裕がある。
・幅があっていて締め付けられないか確認する。きつい場合は幅が広いものを選ぶ。
購入する前にサイズが違うものを試し履きしましょう
介護認定を受けていれば介護支援専門員を通して福祉用具業者へ試し履きをお願いすることもできます。
ケアマネージャー変更をお考えの方は以下の記事を参考にしてください。
機能性の良いものを選ぶ
安全・安心に歩くのには機能性も重視しましょう
・かかと部分があるもの
・靴底が滑り止めなどの加工がされているもの
・マジックテープなどの着脱がしやすいもの
必ずかかと部分があるものを選びましょう。スリッパはスッと足を入れられるのでちょっとしたときに履くのには適していますが、すっぽ抜けやすく転倒のリスクが高まります。
靴底は運動靴のようにゴムで凸凹がついているものを選びましょう。比較的安価なスニーカーだと滑りやすい靴もありますので購入時に注意が必要です。
また着脱しやすいという点にも注目してみましょう。高齢者の方は握力が低下していたり、指先にしびれがあったりと紐を結ぶことが困難になってきます。日常使うものであれば着脱しやすいマジックテープの靴がお勧めです。
見た目がときめく靴を選ぼう
ここが最重要ポイントとも思っています。
忘れてはいけないのが、オシャレをするという気持ちです。
若い方でも新しい靴を買ったときはルンルンな気分になり
「はやく履いて出かけたい!」
「こんど友だちと会うときに履いていこう♪」
と思うはずです。
これは何歳になっても同じです。新しくおしゃれな靴を履いたら気持ちも明るくなります。
実際に新しい靴を履いてこられるご利用者様に
「靴、新しくされたんですね。着ている洋服とよく合ってますよ」
なんて会話をするとパッと表情が明るくなり会話のきっかけにもなります。
特に高齢になってくると外出の機会も減り、外出すること自体がめんどくさくなり自宅からでなくなる方も大勢います。
おしゃれで自分が気に入った靴を選ぶことで閉じこもり対策にもつながります。
また靴は誰でも必要なものになるのでプレゼントをするのにもオススメなアイテムです。
まとめ
今回の記事では高齢者(要介護者)が選ぶべき靴を「自身にあった靴」「機能性」「おしゃれ」の3つのポイントから紹介させていただきました。
たかが靴一足のことですが、選ぶポイントを押さえることで外出するきっかけにもなると思います。
ぜひ自身にあった靴を選んで健康で過ごせるよう外出してくださいね♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
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