鉄器のたこ焼きプレートを購入したけどシーズニングって
めんどくさいよね
鉄器で料理すると鉄分が摂れるって聞いたけど
シーズニングって難しそう
初めてでも手順がわかれば簡単にできますよ
今回は九州地方「南部鉄器」で作られたたこ焼きプレートのシーズニング方法をご紹介します。
開封~1回目のシーズニング
開封して持つとずっしりと重みを感じます。落としてしまうと割れてしまうことがありますので注意しましょう。
箱の中には使い方の説明書も入っていますので手順に沿ってシーズニングを始めていきます。
①亀の子だわしを使い、ぬるま湯で表も裏も縁も全体を洗う。
②水を切ったら、火にかけて水分をとばす。
③乾性油を使い全体に油を塗る。
①洗う
初めに亀の子だわしでまんべんなく洗います。
ものによってはワックスが塗られている場合もありますので、わっくすなど気になる方は中性洗剤を使い洗いましょう。今回はワックスも塗られている感じがしないのでぬるま湯で洗いました。
亀の子だわしは100円均一で一番小さいものを購入しています。
②火にかけて水分をとばす
軽く水を切ったらコンロを使って残っている水分を飛ばしていきます。
火の強さは弱火~中火で行いましょう。見た目の水分が飛んだように見えても細かい凹凸の部分に残った水分が残っている場合があります。白い煙が出てきたら表面の水分が蒸発した証拠ですので煙が出てくるまで熱して完全に水分を飛ばしましょう。
③油を塗る
使用する油は膜を作りやすい乾性油を使用しましょう。
油には以下の3種類があります。
①乾性油:亜麻仁油、サフラワー油(ベニバナ油)、えごま油
②半乾性油・・・米油、大豆油、ひまわり油、ごま油
③不乾性油・・・オリーブ油、パーム油、なたね油
- ①乾性油は空気に触れると固まりやすいという性質を持っています。
- ②③は空気に触れても固まらない性質を持っているためシーズニングには向いていません。
- 油膜を作るために使用するので①の乾性油を選びましょう。
健康面を考えて今回は亜麻仁油を使用しました。(クルミ油やベニバナ油でも可)
器に亜麻仁油を入れ、表・裏・縁にと全体に塗っていきます。多少多めに塗っても何ら問題ありません。
油を塗ると黒光りしていきます。キッチンペーパーを使い油を塗りましたが、鉄の成分で黒くなります。シーズニングを行う1.2回は黒くなりますが気にせずどんどん塗ってください。
ここまでの作業ができたら、手で触っても大丈夫なくらいになるまで冷ましましょう。
熱いうちに触り火傷したり、完全に冷め切らないように注意しましょう。覚めるのには30分ぐらいはかかります。
2回目のシーズニング
①亀の子だわしを使い、ぬるま湯で洗う。洗ったら熱して水分をとばす。
②野菜くずを炒めて油をなじませる。
③再度、ぬるま湯で洗い油を塗ってシーズニング終了。
①洗い水分をとばす
1回目の工程と同じになります。
違いは油を塗っているので触るとベトベトしてますので、誤って落とさないように気を付けましょう。
ぬるま湯でざっと洗ったら、これも同じく火にかけて水分をとばしましょう。
②野菜くずを使って炒める
2回目は野菜くずを炒めていきます。
野菜くずを使って炒めることで鉄特有の鉄臭さを軽減できます。またさらに鉄板に油をなじませる効果があります。
今回はキャベツの外側の使わないところを使いました。たこやきプレートは平らではないので穴にも入るように少し細かく刻んでいます。(ニンジン・たまねぎやじゃがいもの皮でもできます)
炒めます!
炒めるとキャベツがいい感じでしんなりして、プレートに油もなじんできている感じがします。
炒めている途中ではキャベツが少ない穴などに移動させまんべんなく炒めました。
炒め終わったキャベツは捨てます。
③再度洗って、油を塗って終了
ここまできたら繰り返しの作業となります。
粗熱が取れて手で触れるようになったら、洗い火にかけ水分をとばします。
水分がとんだら再び油を塗ります。ここでは表面のみ塗っています。
急に冷たい水をかけて冷ますと割れてしまうことがありますので、時間はかかりますが粗熱をとってから、ぬるま湯で洗ってください。
せっかく買ったのに割れてしまったら悲しいので焦らずやりましょう。
これでシーズニング終了となります。お疲れさまでした。
2回のシーズニングが完了すると鈍く黒光りしてカッコよくなります!使うたびに育っていく感じがしてうれしくなります。
おつかれさまでした!これでシーズニングは終了となります♪
レッツ!タコパ!!
今回使用したたこ焼きプレートは明治35年創業の南部鉄器メーカーの「岩鋳」のプレートです。
コメント