介護保険サービスの使い方 簡単3つのステップ

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介護

こんばんわ。介護業界で20年働く坊です。

家族Aさん
家族Aさん

父は今まで元気だったけど、ここのところ元気がないんだよなぁ~

足腰も弱ってきて一人暮らしだと心配だ

家族Bさん
家族Bさん

あれだけ元気だった母なのに転んで骨折して歩けなくなっちゃったのよ

今まで、元気でなんでもやっていた、家族が病気やケガで急に介護が必要になることありますよね。

でもどうしたら介護サービスを使えるのかを知らない方の方が多いと思います。

坊は地方の社会福祉法人で、養護老人ホームで介護職員として5年働き。その後、法人内の各事業所で15年間、相談員援助業務と事業所管理を行ってきました。

窓口業務を行っていると、どうしたら良いかわからず困ってしまって、サービスを使いたいと相談に来られる家族の方も大勢いらっしゃいました。

介護サービスを実際使うまでには、なにしろ時間がかかるのです。

それではわかりやすく介護サービスの使い方について解説していきたいと思います。

Step1.自治体(市町村)に要介護認定の申請を行う。

お住いの市町村の窓口で要介護認定の申請をしてください。

申請には本人やその家族が行き申請をしましょう。

窓口では、必要な書類(問診表)を渡されますので、記載し主治医に渡しましょう。

すぐに介護サービスを利用したい場合は問診票を提出する際に、主治医にその旨を相談しておくとスムーズに要介護認定が進むと思います。

認定調査

申請が終わると、市町村の担当職員が、自宅や本人の入所先に訪問し本人の状態確認のための調査に来ます。

家族T
家族T

自宅まで来て何を聞かれるのかな?

坊

調査では心身状況や生活状況を聞かれるよ。

できるだけ細かいことでも伝えておくとよいです。

心身の状況や、介護にかかる手間などの基本調査の結果をコンピュータに入力し、介護度の一次判定がされます。

一次判定の結果と、主治医から提出される「主治医意見書」の内容を、二次判定(介護認定審査会による審査・判定)がなされ介護度が決まります。

これで初めて要介護認定が行われ、要介護度が決まります。

要介護度は、要支援1.2、要介護1~5までに分かれています。

要支援1が一番軽度、より重度な状態だと要介護5となります。

坊

やっと介護度がでましたね。ここまででおよそ1か月程度はかかります。

Step2.使うサービスを決めよう

家族Bさん
家族Bさん

要介護認定がでたし、さっそくサービスを使いたいわ

坊

介護度によって受けられるサービスに違いがあります

介護サービスには大きくわけて2つのサービスがあります。

・要支援1.2の方が使える「予防給付サービス」

・要介護1~5の方が使える「介護給付サービス」

使いたいサービスについては、その方々のニーズによって違いますが

どんなサービスがあるかわからないときには

地域に必ずある「地域包括支援センター」に相談に行きましょう。

地域包括支援センターでは、総合相談支援を担っています。

Step3.サービスを実際に使おう

家族Aさん
家族Aさん

使うサービスも決まったし申し込みをしよう。

坊

使うサービスによって申し込み先が変わりますよ。

直接利用を申し込む介護サービス

介護保険施設や特定施設入居者生活介護、認知症対応型共同生活介護等(いわゆる老人ホームと呼ばれている施設)を利用する場合

⇒直接それぞれの介護サービス事業所・施設に申し込みをしましょう。

居宅介護支援事業所を利用する場合

お住いの地域には必ず「居宅介護支援事業所」があります。

居宅介護支援事業所にはケアマネージャーがいます。

ケアマネージャーにどんなことで困っていて、どんな生活を送っていきたいのか相談しましょう。

自宅に訪問してくれる訪問介護や通いのサービスの通所介護(デイサービス、通所リハビリテーションなど、何を利用したいのかケアマネージャーと相談をします。

ケアマネージャーが専門的な見地から、その人にあったサービスの利用や生活の支援方法を提案してくれます。

まとめ

介護サービスを使おうと思ったときには、このブログを読んでいただき

どうやって使ってよいかわかりましたでしょうか。

急に介護サービスが必要になると焦って決めてしまい、結果、サービスを受けられる方にとって

今までの当たり前の生活が送れなくなるなどの不利益が生じてしまうことがあります。

利用するまでの流れと認定が下りる期間をしっておく事で

焦らずにじっくりと使いたいサービスも検討できると思います。

介護に携わる者として、これからもサービスを受けられるかたが

豊かに安心して、望む生活が送れる情報発信もしていきたいと思います。

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